とある場所の、とある山の中に、きれいな状態の「里道」がありました。今でも人が歩くことがあるような道に見えますが、実際には(おそらく)誰も通る人はいません。
近所の方によると舗装道路ができる前、昔の小学生はここを通って登下校していたそうです。
現在はケモノミチとして?使われているのかもしれません。
公共用地にもいろいろな種類がありますが、その1つに上の写真のような「里道」というものがあります。「りどう」と通常読みますが、人によっては、特にご年配の方には「さとみち」と表現した方が理解してもらいやすい場合もあります。鹿児島弁では「さとみっ」となぜか女性を呼ぶような表現になります。
他の呼び方もあります。
例えば、「赤線(あかせん)」「赤道(あかみち)」。これは昔の和紙公図の表示が赤色で塗られていたためにそう呼ばれることがあります。
他にも「法定外公共物」「旧法定外公共物」という呼び方がありますが、深く掘り下げないことにします。
歴史には疎いですが、こういう場所を見ると、時代や人の歴史みたいなものを感じますね。